10/2はマハトマ・ガンディー生誕日:Mahatma Gandhi’s Birthday

 独立の父と称されるマハトマ・ガンディー(1869年10月2日-1948年1月30日)の生誕を祝う記念日であり、「インド共和国記念日」(1月26日)、「インド独立記念日」(8月15日)と並び、年間わずか3日しかないナショナルホリデーの1つである。

 「マハトマ」とは「偉大なる魂」という意味を持つガンディーの尊称であり、本名はモハンダス・カラムチャンド・ガンディー(Mohandas Karamchand Gandhi)。1869年、イギリス領インド帝国(現在のグジャラート州の港町ポールバンダル)に生まれる。父は、当時のポールバンダル藩王国の宰相。

 幼い頃ガンディーは、成績や素行も悪く、ヒンドゥー教の戒律で禁じられている肉食やタバコ、また盗みを働くこともあった。

 弁護士になるため18歳でロンドンに留学。卒業後、南アフリカで弁護士として開業するも白人優位の人種差別を経験。その後、インド系移民の法的権利を擁護する活動に従事するようになる。

 インド帰国後はイギリスからの独立運動を指揮。民衆暴動ではなく、「非暴力、不服従」運動により、1947年にインドを独立を実現させた。

 ガンディーの思想は、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアやダライ・ラマ14世等、指導者にも大きな影響を与え、植民地解放運動や人権運動において世界中に平和主義的手法が広まった。

 1947年8月のパキスタン分離独立の前後、宗教暴動が勃発。ガンディーは、ヒンドゥー原理主義者から敵対視されるようになる。1948年1月、3発の銃弾を浴び暗殺された。ガンディーは自らの額に手を当ててこの世を去る。それはイスラム教で「あなたを許す」という意味の動作であった。

 ガンディーの火葬された、デリーのジャムナ川沿いの公園に記念碑が建てられており、生誕日には多くの参列者が訪れる。

 また、ガンディーの非暴力の精神に因み、2007年から国連の世界非暴力デーにも定められている。

↓8/15はインド独立記念日:Independence Day↓
https://www.india-economy.com/news/holiday_independenceday/

 

 

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