9/13はイード・ウル・ズハー:Idu’l Zuha (Bakrid)

 イード・ウル・ズハーは、イスラム教の犠牲祭。

 アブラハムが神から息子イシュマエルを捧げ物にすることを命じられて従おうとしたところ、直前で神に止められたというコーランにある逸話に基づく祝日。イスラム教ではイシュマエルはアラブ人の祖先とされている。同じ話はアブラハムとイサクの逸話として、旧約聖書にもある。

 イスラム教で最も重要な祝日であり、同日にはイスラム教徒は神への捧げ物として羊、牛、山羊などを屠り、貧しい人々と分け合うことが習慣となっている。なお、イスラム教徒にとってこの犠牲祭は大きな宗教行事の一つであり、テロの標的となる恐れも排除できない。また、本年は2001年に起きたアメリカ同時多発テロの15周年に当たり、テロへの注意をさらに強化する必要もあって、外務省では渡航の注意喚起(海外安全情報)を出している。

 なお、本年は9月7日付けで祝日の日付が12日から13日に変更となった。
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